現時点では私の中で結論が出ていることですが、今日同席したICT支援員研修で再確認しました。
「ICT支援員に一番必要なのは、ITスキルではなくコミュニケーションスキル」
やはり、学校現場で先生方と円滑にコミュニケーションを取れることが第一です。次のステップとして、ICTに関連した様々な相談を先生方から持ちかけられるようになります。
ITスキルはそれこそOJTで、現場で身に付けることが可能です。しかし、コミュニケーションスキルは難しい。
ただ、これには「現時点で」と注釈をつけておきましょう。
というのも、過去のエントリでも触れましたが、現在ICT支援員という職業は特別な資格も必要ない代わりに給与面でも恵まれている訳ではなく、なにより有期雇用であるからです。
残念ながらそれなりの資格、スキルを持っている人材が敬遠する職となってしまっています。
アンケート調査によっても、多くの教員がICT支援員の必要性を認めています。将来的に教員免許に相当する「ICT支援員認定」といった資格制度が発足し、職業としての地位を確立することも大いに考えられます。
ちょっと考えるとハードルが上がるように見えますが、これが本来の、学校職員としてのICT支援員の姿ではないでしょうか。今はまだまだ過渡期にあると言えるでしょう。