児童生徒アンケートの分析

 今年度のフューチャースクール授業もそろそろ総務省へ報告を上げる時期になってきました。
 K市の特別総合支援学校も例外ではありません。

 私もアンケート・システムログの調査分析を進めています。
 正式なものは総務省から公開されますからそちらをご覧頂くことにして、一点だけ。

 年度途中から始まった事業で、児童生徒にアンケートを実施した時期は2月の下旬。子どもたちは、実質1ヶ月ほどしかシステムに触れていないのですが、なるほど、と同意できる結果が出ています。
 例えば、「パソコンを使った授業は楽しい」と100%の子が肯定的に捉えているものの、多くの子がまだまだ機器の使いにくさを感じています。

 ICT活用授業に否定的な方は、「こんな機器は使えない→授業は黒板とチョークが良い」と「機器の否定=ICT活用授業の全面否定」に走ってしまいます。
 が、上記の結果など見ていると、子どもたちはパソコンを使った授業を楽しみにし、まだこなれなくて使いにくい点を甘受しつつ、その可能性を感じているように思うのです。だからもっと使えるような機器・アプリケーションに改良していって欲しいと強く思うし、それを検証することがフューチャースクールの意義だと感じています。
 前年度の結果も公表されており、2年目ですからもう少し踏み込んで報告書を書けたら、と思います。

・「総務省 フューチャースクール推進事業

 1回の結果だけでは確かなことは言えません。
 継続して調査・分析を行い、ICT活用を運用も含め、カイゼンしていって欲しいと願います。