「特典」への違和感

 まだうまくまとめられませんが、ニュアンスだけでも伝えようとこのエントリを起こしました。

 本日(3/29)付の朝日新聞に某有名大手家庭教師派遣会社が一面広告を打っていた。

 キャッチコピーがいい。
 「90万人と培ってきた1対1の指導品質。」
 本当にいいコピーだと思う。自信の現われ。私が中高生の親なら、このコピーだけで検討始めるレベル。

 でもちょっと待った!

 下の方、これはナンですか?
 今はやりのアイドルグループの「スターターキット」?!
 これで一気に興ざめ。
 トップコピーとの落差がここまで大きい広告は久々に見ました。
 見た瞬間に、はいはい、と紙面を閉じちゃいましたよ(写真を撮って)(爆)。

 このアイドルグループを使った「自殺防止キャンペーン」が非難を浴びたことは記憶に新しいですが、目的のためには手段を選んだ方がいいのでは?と思う場面もしばしばあります。

 例えば野球。
 メジャーリーグで始球式を勤めるのはかつてのメジャーOBたち。
 リスペクトされ、野球という枠の中で「宇宙」を形成しています。
 一方、日本で始球式に呼ばれるのは他の業界の有名人や、タレント、アイドルたち。
 その上ホームベースまで球が届いた、届かないと一喜一憂している様は本当に野球が好きな人なら興ざめです。
 往年の名選手が登場した方がうれしいのは私だけでしょうか?

 本来サービスで始めた特典が主になってしまう、違和感を与えるというのは本末転倒ですが、人々の耳目を集めさえすれば手段を問わない、というケースが目につきます。

 その萌芽はン十年前、スナック菓子に付けられた特典の「仮○ラ○ダーカード」欲しさに、買ったスナック菓子をその場に捨ててカードだけ持ち帰る子どもたちが問題視された時代までさかのぼるのかもしれませんね。

 と、おまけ欲しさにペットボトルや缶コーヒーをよく買う私がつぶやいてみました(笑)。

「特典」への違和感” への1件のコメント

  1. ピンバック: 『13年度から脱ゆとり、仕上げ』(朝日新聞) | ICTwalker ー ICTの風景 ー

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