フューチャースクールと災害時対応

 今年の1月、某中学校の支援員研修で気になることがありました。
 教員用のPCがデュアルブート構成になっていたのです。

 セットアップを担当した方に聞くと「詳しいことは分からないのですが・・・」と前置きしつつ、「災害時の対応らしいです」と話してくれました。

 この時想像できたのは、
 ・学校が災害時の避難場所として指定されている地区は多い
 ・携帯電話が不通になってもインターネットが使用できた事例は多い→タブレットPCなどを災害時の情報伝達手段として利用する
 ・タブレットPCはバッテリ駆動なので、ネットワーク機器のバックアップ電源があれば(そのエリアのみ)停電でもシステムは動作する
といったことでした。

 これについて「ガイドライン2012(素案)の概要」で言及されています。

 ・「フューチャースクール推進研究会(第3回)」の資料5「ガイドライン2012(素案)の概要」の第5章。

 この資料によると、上記の他に
 ・持ち込み端末の接続
 ・タブレットPC等のバッテリを活用したUSB経由の充電
等も盛り込まれています。

 せっかく巨額の予算を投じて機器を設置するわけですから、+αの予算で災害時に役立つシステムができるのはよいことです。
 ただし、授業の中でも機器トラブルは絶えませんので、非常時に信頼性のある備えとするために、検証をしっかりして頂きたいと思います。