ヘッダーイメージの更新

 久しぶりに更新です。季節に合わせてヘッダーイメージを入れ替えてみました。

 以前の勤務先を退職してから半年以上が経過し、目下思い悩んでいるところです。
 起業すべきか、どこかの組織にお世話になるか。
 このブログ、更新が止まっていたにも関わらず大勢の方がいらしていたようで、ありがとうございます。
 少しばかり驚きと、申し訳なさも感じております。

 年明けの来月中には結論を出さなくてはと思っています。
 この場所ももう少し有効活用したいですね。

 それではみなさま、よい年をお迎え下さい。

この記録映画「鬼に訊け」が見たい

 宮大工棟梁・西岡常一さんの記録映画「鬼に訊け 宮大工西岡常一の遺言」(山崎佑次監督)が、4/14から大阪・十三の第七芸術劇場を皮切りに各地で上映されるそうです。


(朝日新聞 4/10付 文化面より)

 西岡さんのことはかなり前、『木のいのち木のこころ』三部作を読み、感じ入った記憶があります。

曰く、
 宮大工の仕事は1000年残す建物を作ることだから、100年後のことを考えて木を組め。

 ちょっとうろ覚えですが、こんなことが書いてあったと思います。長く残る建物だから「今」よくてもダメなんですね。木自体の重さで落ち着いていく「100年後」をイメージしないと・・・
 当時、塾講師だった私に、生徒の卒業後の長い人生について目を開かせてくれた言葉でした。

 朝日の記事からも西岡さんの方法論を抜粋します。
 『木の質は土の質によって決まる。ただ製材された材木を買うのではなく、山を観察し、そこに生えた木の質まで判断して買わねばならない。建物を建てるときは、南に生えていた木は南に、北の木は北にと、成長した環境に合わせて使う。木は微妙に右や左にねじれていたりするため、この癖を組み合わせてねじれを相殺し、建物がゆがまないようにする・・・』

 人を見るように木を見ています。
 様々な局面で生きてくる教えではないでしょうか。

 山崎監督は6年間寺社建築を勉強され、その後撮影に3年半かけたそうです。
 この記録映画、ぜひ見たいです。

ヘッダーの写真、変更

 いつまでも「雪の金閣寺」じゃないだろう(笑)、ということでタイトルの写真を変更。

 昨日松山入りして、今朝、松山城へ。
 花見のシーズンということで、大きなリュックを背負った子どもたちの後姿をパチリ。
 奥に見えるのは怪しいものではありません(笑)。ひこにゃんならぬご当地キャラの「よしあきくん」。

 歩いてゆく子どもの姿とICT活用教育の未来が重なったお気に入りの一枚。

 元画像には桜のバックに松山城も。タイトル写真を撮るつもりでいあたので、構図はやや適当。ご笑覧下さい。

ひと区切り、そして新年度

 今日は4月1日。
 明日、2日月曜日から多くの方々は新年度を迎えますね。

 かく言う私も、この3月末で5年近く勤めた会社を一旦退職し、新たな進路を模索します。

 K市の調査・分析レポート作成、業務の引き継ぎで気がついたら出社日数がラスト1日。
 大慌てでお世話になった方々に(本来は挨拶回りするのが筋だと思いますが)、ご挨拶メールを送信しました。
 すぐに暖かいリプライを下さった方々もいて、本当にありがたい、感謝です。
 
 会社には多くのことを学ばせて頂きました。
 NTTグループの会社でなければ、ICT支援教育の現場には入れなかったと思いますからそこが一番感謝しているところかな。また、社外でともに仕事した方々(仲間という意識です)にも、学校の先生方にも恵まれました。
 この2年は忙しくも充実した時間でした。ありがとうございました。

 これからしばらくは学び直し、乗り掛かった船である博士前期課程にケリをつけ、自分のスキル・強みを棚卸しするつもりです。
 また、その中で繋がるご縁を大切にしたいと考えています。

 おそらく、ICT利活用の現場からしばらく離れることになるのでこのブログも傾向が変わるかも知れません。最近、新聞記事を取り上げていたのはその布石ともいえます。ええ、単にネタが枯れたわけではありませんよ(笑)。
 チェック頂いていた皆さんには、今後も(時々は)訪問頂けるとうれしいです。

 あとは何度か過去エントリでも触れましたが、IT系の解説を系統だてて書けたらという思いもあります。現時点ではまだ先読みできませんが。

 それでは新たな出発、今後ともよろしくお願いいたします。

「特典」への違和感

 まだうまくまとめられませんが、ニュアンスだけでも伝えようとこのエントリを起こしました。

 本日(3/29)付の朝日新聞に某有名大手家庭教師派遣会社が一面広告を打っていた。

 キャッチコピーがいい。
 「90万人と培ってきた1対1の指導品質。」
 本当にいいコピーだと思う。自信の現われ。私が中高生の親なら、このコピーだけで検討始めるレベル。

 でもちょっと待った!

 下の方、これはナンですか?
 今はやりのアイドルグループの「スターターキット」?!
 これで一気に興ざめ。
 トップコピーとの落差がここまで大きい広告は久々に見ました。
 見た瞬間に、はいはい、と紙面を閉じちゃいましたよ(写真を撮って)(爆)。

 このアイドルグループを使った「自殺防止キャンペーン」が非難を浴びたことは記憶に新しいですが、目的のためには手段を選んだ方がいいのでは?と思う場面もしばしばあります。

 例えば野球。
 メジャーリーグで始球式を勤めるのはかつてのメジャーOBたち。
 リスペクトされ、野球という枠の中で「宇宙」を形成しています。
 一方、日本で始球式に呼ばれるのは他の業界の有名人や、タレント、アイドルたち。
 その上ホームベースまで球が届いた、届かないと一喜一憂している様は本当に野球が好きな人なら興ざめです。
 往年の名選手が登場した方がうれしいのは私だけでしょうか?

 本来サービスで始めた特典が主になってしまう、違和感を与えるというのは本末転倒ですが、人々の耳目を集めさえすれば手段を問わない、というケースが目につきます。

 その萌芽はン十年前、スナック菓子に付けられた特典の「仮○ラ○ダーカード」欲しさに、買ったスナック菓子をその場に捨ててカードだけ持ち帰る子どもたちが問題視された時代までさかのぼるのかもしれませんね。

 と、おまけ欲しさにペットボトルや缶コーヒーをよく買う私がつぶやいてみました(笑)。