Sky株式会社が開発している「もぞうし」アプリ。フューチャースクール版Skymenuの協働教育の目玉とした開発された経緯があります。現在、最新版のSkymenuには標準アプリとして同梱されているのですね。
このアプリに初めて触れた時、非常に大きな可能性を感じると同時に「どんな使い方を提案すればいい?」と悩んだことを覚えています。
さて、今日たまたま朝日新聞を読んでいてひとつのパズルが目に留まりました。
「漢字あぶり出し」というそのパズルは、縦・横の指定された行列内の漢字を設問に従って正しく塗りつぶしていくと漢字が浮かび上がるというもの。
クイズの内容自体は大人にとってはやや物足りないかもしれませんが、これ小学生の漢字語彙力を養うにはぴったり。
そして、あるアイディアが浮かびました。そう、「もぞうし」アプリとの連携です。
「もぞうし」アプリにはレイヤー機能があり、先生が用意する「したじ(下地)」と児童生徒が作業する「もぞうし」は別々の紙(というかシート)になっています。ですから、児童生徒がいくら自分のシートに書き込もうが消そうが「したじ」にはまったく影響ないんですね。つまり、子どもたちはコンピュータ操作の持つ利点、試行錯誤を思う存分試すことができます。
これ、使える!と思うのは私だけではないと思います。
例えば大人気の「数独」というパズルがありますが、あれでもイケます。要は、試行錯誤が必要ではあるが緻密な筆写を必要としない学習操作であればいいということです。
ちなみにアプリもSkymenuの「もぞうし」に限定せず、
(1)先生と児童生徒の作業レイヤーが区別できること
(2)用意した下書き(テンプレート)を簡単に児童に配布できること
(3)できれば児童の作業画面をIWBで共有できること
という要件さえ満たせば活用できます。
すでに実践されている先生方もいらっしゃると思いますが、備忘録を兼ねて記事にしてみました。